■「漂流教室」では、箱をひとつ用意してもらい、自分ボックスと名を付けて日々の記録を入れてもらうようにしている。同じことを「漂着教室」でもやっている。子供にばかりやらせるのじゃつまらない。自分でも何かしようと思い、ゴム版画を始めた。一日一個を目安に、仕事の合間をぬってチマチマ彫っている。右は「つげスタンプ」。暗い気分になったときに使う。上達したら、「医者はどこだスタンプ」や「昨日もそう思ったスタンプ」を作ろう。
■訪問は1件。久しぶりに会うところで嬉しい。
■学校基本調査速報について考え続けている。文部科学省は2003年、「今後の不登校への対応の在り方について」なる報告で、「不登校に対する基本的な考え方」の第一に次の項目を挙げている。
・不登校問題の解決の目標は、子供たちの将来的な「社会的自立」
・不登校問題は「心の問題」のみならず「進路の問題」
・進路形成に資する学習支援や情報提供等が必要
今後の不登校への対応の在り方について(報告骨子)
であれば、不登校児童生徒の数を問題にし、数字の増減に一喜一憂する調査のあり方はおかしいのではないか。「将来的な『社会的自立』」(それが何なのかも明らかにせねばならないが)を調査するものな必要がある。まだしばらく考える。