漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

イベント週間第一日目

■本日はイベント第一日目。札幌市の精神保健福祉センターで各区の相談員の会議で、漂流教室の活動について語る。その前に道庁の記者クラブに行き、道新の記者にも話しをする。こちらは軽くさくっと。

精神保健福祉センターで話をする時間まで待った。待合いところには「三遊亭なんたら」という色紙がかかっており、だれだろうねぇと相馬氏と悩みつつ時間をつぶした。相談員への話は15分程度。用意したレジュメを元に相馬氏が語ってくれた。ぼくは最後にちょっと補足をしたくらい。質問は、知的障害を持つ人のところへの訪問についてや、生活保護受給家庭への訪問が習い事に当たらないか、など精神保健福祉の相談員としての視点からのものだった。我々の活動は教育と福祉の狭間にあるのだと感じた。

■相談員のある方が語ったこと。「経済的なものや疾患といったことで学校に行けない人が訪問を受けたりフリースクールに行く時には、行政から費用の援助があるんですよね?」何日か前の別海教育委員会の人といい、事情を全く知らない人が常識を元に考えるとこういう意見が出てくるのが当たり前なのだろう。しかし、現実は違う。無償であるはずの義務教育を事情があって受けられない人が、別の形で教育を受けようとするなら、それを受けやすい条件を整えるのが行政の仕事であるという考えは通らない。費用の援助がフリースクールやそこを利用する人に行われることは無い。フリースクールは民間の教育施設であって公的教育機関ではない、故に公的援助を行うことは法的にできないと言われるのだ。この点は延々とFSNで話しをしている点であり、今後もことあるごとに声を上げていくつもりだ。

■今回気づいたこと。パンフレットにメンタルフレンドの料金を月額4000円と書いたのに、まだ一回4000円と勘違いされる。なんとかしないとな。

■会議への出席後、アウ・クルへ。ezorockの草野さんと話したり、電話を受けたり。その後訪問二件。ランニングを始めたという子供あり。わしも腹筋しとるでよ。