漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

健康損ねる制度

■ストーブが欲しくなるような肌寒い日。天気予報によると、今週一週間は気温低めで経過する模様。

■都合あって訪問は全て休みにしてもらう。午前中に、市民活動促進センターにて山田代表と落ち合い、打ち合わせだけは済ませた。打ち合わせにDSテトリス対戦が含まれていたことは内緒だ。それから車に乗って出かけ……あれ、財布がないぞ。とんぼ返りでセンターへ。無事発見。金も免許証も無事でした。桑原桑原。

■昨日の日誌に出てた、「問題行動(何を以て問題とするのか、という疑問もあるが)」を起こした児童生徒への出席停止制度。これ、やられる子供もイヤだろうが、教員もやりたくないんじゃないか。記事の末尾、

小中学校の出席停止制度は、他の子どもの学習権を保障するため、市町村教委が適用。学校教育法の改正(02年1月施行)で出席停止の要件が明確化されるなど適用しやすくなったが、中学校では02年度37件、03、04年度ともに25件の適用にとどまり、小学校では02年度以降1件もない。

は、そういう教員の心情を表してるように見える。やりたくないのに、「厳格に対応を」とこうやって圧力がかかる。運用を校長主導で徹底されたら、個別に対応するにも難しい。職務と心情とで引き裂かれ、悩む教員が増えるのじゃないか。今でさえ悩んでいる教員は少なくない。それをより追い詰めることにならないか。札幌で、教師の給食に理科で使う薬品を入れた、という事件があったが、教師の健康を損なうという点じゃ、ひょっとしたらこの報告書の方が上かもしれない。教師が病んでるのに、子供が健康に育つのは難しいだろう。暴れる子供に身体を壊す教師の話も聞かないわけじゃないが、どの道、あまりいい結果にはならない気がする。

■「おうさまシリーズ」の寺村輝夫死去。『ぼくは王さま』好きだったなー。