■ボランティアスタッフの清野くんが専門学校を卒業するのに伴い、訪問先と今後についての話しをした。とりあえず二月一杯で終了し、何かあれば連絡をもらうことになった。帰りの車内で今日の訪問についての話しを聞いた。カードゲームをしようと子供が誘ってきたという。訪問を始めた時には、公園で鬼ごっこをはじめても自分が捕まりそうになるとルールをぱっと変えたり、ひとときもじっとできないところが目立っていたが、三年も経つうちに変わるのだねぇ、と二人で感慨ひとしおだった。もっとも、我々ははなから子供と一緒に過ごすのみというスタンスなので、「こうしていこうね」と語ったことはないのだ。ただ、少し多動の気がある子供の場合、学校や家でいつも落ち着いていこうと指導される中で動いてしまうのだから気楽ではないだろう。ぼくらが訪問している時だけでも、気兼ね無く過ごせていたので有れば幸いです。
■自分の訪問先でトランプをした。カードゲームはずっとやっているが、トランプを手にしたのは何年ぶりだろうか。ところが、その子もそうだったので、二人して遊びのルールが心許ない。ポーカー、ページワンとしてみたがどうも「あれ、これでよかったよな」と疑問符を出しつつゲームしていた。最後の神経衰弱だけはルールをお互いにわかっていて、安心してできた。人間にはルールが必要なのね、なんてこじつけてしまえるエピソードですね。