■山田も書いていたが、STV「どさんこワイド」の不登校特集は微妙な心持ちで見ていた。必要性を訴えるほど苦しい状況になる仕組みをどうしたらいいのか。
■9分で現状をよくまとめている。不登校の子とその家族を紹介。フリースクールを挟み、不登校の統計へ。不登校の児童生徒は増え続けているが、家庭への支援は十分にはないと専門家のコメントを紹介し、民間の取り組みとして親の会とPTAのつくった冊子を取り上げる。そうやって親の思いをていねいに取り上げ、支援の必要性を訴えるほど、不登校は「保護者の問題」になる。
■必要に迫られ行動を起こしたら、楽になるどころか「動ける保護者」が推奨され、しまいに保護者の必須事項になる。「動けない保護者」へは行政から民間からさまざまな「サービス」が手配され、ときには「アウトリーチ」と称して家までおしかける。支援や情報は保護者をがんばらせる装置と化す。
■親の会やPTAの冊子がダメなわけじゃない。取り上げ方あるいは構造の話をしている。子の平安と保護者の努力がバーターになっている現状に触れないと、どうしてもそうなってしまう。そこに不安ビジネスが入り込む。
■ところでSTVといえば、今月いっぱいでランラン号を廃止するそうじゃないですか。ラジオ移動中継車として52年間札幌の街の様子を発信してきた。初期の放送とか聴きたいな。「ニュース蔵出しアーカイブ」みたいにどこかに残してくれないかしら。(3/24昼)