漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

余暇ってなんだろ

■水曜の茂木さんの日誌を受けて。「余暇」ってなんでしょうね。

hyouryu.hatenablog.jp

■余暇と聞くとついスチャダラパーの「ヒマの過ごし方」が浮かぶのだけど、結局あれもなにかしている人の歌で、ものによって「ヒマ」と言われたり言われなかったりする風潮への皮肉だからね。まあ、でも放課後はいかにも「余暇」という感じがする。やることをやって余った時間。ということは、すべき業務、使命などがないと余暇は生まれないのか。まず仕事ありきなのか。それはそれでイヤだなあ。

■とはいえ「ヒマだー」とぼやく子供たちもたいていなにか意味ある活動を求めている。「腕立てしなよ」って言ってもやらないし。あれ、やっぱりスチャダラパーか? パッと見生産的なもの以外は無用だと言うのか。


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■でも、俺は歩いているときはわりと頭のなかはヒマだな。なにか手作業しているときもヒマだ。なにも考えていないときもあれば、そうじゃないときもある。といって、なにかを考えているわけでもないんだよね。脳を自由に漂わせている感じ。

■本当になにも考えていなかったなと感じた経験がこれまで二回ある。延々とミラーバーンの路面を運転したときと、ホワイトアウトのなかを運転したとき。あのときは脳が思考を追い出していた。でも、全然ヒマではない。あ、生きて帰宅したあとは、未来なんてどうでもよくなった感覚があった。「いま生きてる!」で十分、このあとはおまけ、みたいな。あれはなに? 一仕事終えたあとの余暇? でも、命がけで余暇を得るのもなんか違うよな。