漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

不登校に関する調査研究協力者会議その2

■先週行われた調査研究協力者会議。今後三月末まで、全五回で開催される予定だ。次回は11月中旬というので、予定を確かめておかねば。さて、今回の委員の顔ぶれを見てみよう。
www.mext.go.jp

■前回と人数的には大差なく(18人→17人)、6人が再任。また個人が変わっても同団体から選出されている人も多い。目立って違うのは、カドカワや異才発掘プロジェクトといった経産省的路線の人が抜け、フリースクールと学校復帰前提の不登校支援団体が入ったところ。この会議は、大体10年に一回のペースで開かれてきたので、五年という間隔で開かれるには何かの理由があると思うのだけど、経産省との絡みが薄くなりそうなのは意外だ。

■折しも、こんなイベントが開催され、不登校についても取り上げられていたところだ。報道によれば、オンライン教育支援センターの構想が語られているとのこと。そこでは、個別支援計画を立ててオンラインで学習支援を行うから遠隔地でも可能という話が出ているそうで。サイトに上がっている資料4の論点にある「教育支援センターの機能強化」「ICTを活用した学習支援」について話されるとは思うが、果たしてどれくらいの重みで語られることになるのか。
www.learning-innovation.go.jp

■ちなみに資料4「主な論点案」に書かれていることは一日千秋な話ばかりに見える。これはまあ現場にいて感じる、不登校対応が以前のものに逆戻りしている感覚には合致する。(火曜日)