■先週行われた調査研究協力者会議。今後三月末まで、全五回で開催される予定だ。次回は11月中旬というので、予定を確かめておかねば。さて、今回の委員の顔ぶれを見てみよう。
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- 石川悦子(こども教育宝仙大学こども教育学部教授・一般社団法人東京公認心理師協会副会長)
- 伊藤美奈子(国立大学法人奈良女子大学研究院生活環境科学系教授)
- 江川和弥(特定非営利活動法人フリースクール全国ネットワーク代表理事 ・特定非営利活動法人寺子屋方丈舎理事長)
- 沖山栄一(東京都世田谷泉高等学校統括校長)
- 小林幸恵(全国養護教諭連絡協議会会長・伊勢崎市立宮郷小学校養護教諭)
- 斎藤環(筑波大学医学医療系教授)
- 齋藤眞人(学校法人立花学園立花高等学校理事長・校長)
- 笹森洋樹(独立行政法人国立特別支援教育総合研究所上席総括研究員)
- 佐藤博(一般社団法人家庭教育支援センターペアレンツキャンプ代表カウンセラー)
- 佐藤博之(公益社団法人日本PTA全国協議会副会長)
- 白井智子(特定非営利活動法人新公益連盟代表理事)
- 野田正人(立命館大学大学院人間科学研究科特任教授)
- 原和輝(全国適応指導教室・教育支援センター等連絡協議会会長・名古屋市子ども適応相談センター所長)
- 笛木啓介(大田区立大森第三中学校長)
- 三橋正文(鳥取県教育委員会参事監・小中学校課長・学びの改革推進室長)
- 安田哲也(徳島市立佐古小学校長)
- 渡邉香子(横浜市教育委員会事務局人権健康教育部人権教育・児童生徒課担当係長・スクールソーシャルワーカー活用事業スーパーバイザー)
■前回と人数的には大差なく(18人→17人)、6人が再任。また個人が変わっても同団体から選出されている人も多い。目立って違うのは、カドカワや異才発掘プロジェクトといった経産省的路線の人が抜け、フリースクールと学校復帰前提の不登校支援団体が入ったところ。この会議は、大体10年に一回のペースで開かれてきたので、五年という間隔で開かれるには何かの理由があると思うのだけど、経産省との絡みが薄くなりそうなのは意外だ。
■折しも、こんなイベントが開催され、不登校についても取り上げられていたところだ。報道によれば、オンライン教育支援センターの構想が語られているとのこと。そこでは、個別支援計画を立ててオンラインで学習支援を行うから遠隔地でも可能という話が出ているそうで。サイトに上がっている資料4の論点にある「教育支援センターの機能強化」「ICTを活用した学習支援」について話されるとは思うが、果たしてどれくらいの重みで語られることになるのか。
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■ちなみに資料4「主な論点案」に書かれていることは一日千秋な話ばかりに見える。これはまあ現場にいて感じる、不登校対応が以前のものに逆戻りしている感覚には合致する。(火曜日)