漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

ラジオのように会話を聞く

■数年前、私が漂流教室のボランティアスタッフだった頃。山田さんとの研修(だったのだろうか記憶が曖昧ですが)で、「相手の言葉を自分の中で一度繰り返してみよう」というようなお話を聞きました。その時は、それってとても難しい、テンポよく繰り返される会話の中でそれは出来る気がしないと思いましたが、この間の訪問を思い出したときにふと、あれ、今私してた。と、思いました。

■結果、一度その子の口からでた言葉を自分の中で飲み込むことで、「なんで今その話をしたのかな」とか、その前後の会話をまるで頭の中でログのように確認することができました。まるでその会話を見ている第三者のように。

■私は会話の中で相手を質問攻めにしてしまう癖がある。それを、訪問先の子と話をしながら、「色々と突っ込んで聞いてほしい話」なのか、「ただ聞いて欲しい話」なのか考えながら会話をするようになりました。また、自分の視線や表情も意識するようになりました。まだまだ新しい発見ばかりの訪問です。