漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

喋りすぎた

■育休が明けて、早2か月。長い間お休みにしていた訪問も再開したわけですが、無意識に私の中で会えなかった期間を埋めようと躍起になっていたようです。

■というのも訪問中の私、喋りすぎ。帰宅途中ふとさっきの訪問を振り返ると、ほとんど私から会話をふっていました。訪問先の子がたまにする話は、いままでしていた話とはなんの脈拍のないもので、いままでしていた話というのは私が勝手にした話なわけだから、訪問先の子がしたかった話を私がさせていなかったことになります。私が勝手にしゃべっている合間を見計らって今日の訪問でしたかった話をさせていたなんて、何それ訪問スタッフ失格じゃん。

■と、ここまで帰宅途中の運転中に考えて落ち込みましたが、訪問スタッフに失格も合格もないし、あるとしても決めるのは私じゃなくてその子だと気を持ち直しました。危ない危ない。ただ、無意識に育休の間ずっと待っていてくれた訪問先の子たちと、これまで以上に楽しい訪問をしたい! と勝手に一人で前のめりになっていた部分はあったのだと自覚しました。復帰したての時期に日誌に「またのんびり関係をつくっていきたいです」なんて書いといてこのありさまです。

■あせって関係を作ろうとすると、相手もそれに便乗するか、一歩引いてしまうかのどちらかだと思います。便乗してしまうと、自分のペースじゃないから疲れてしまいます。一歩引いてしまうと、その一歩の差はいつまでもいつまでも揃わない。また、訪問先とスタッフという関係差も考慮しなくちゃいけない。スタッフのペースをその子に押し付けてはいけない。久しぶりの訪問だろうが新しくはじまる訪問だろうがそれは同じこと。頭では分かっていても、行動に移せないよくあるやつです。

■また新しく訪問が始まるので、昔の失敗と合わせて忘れないように書き溜めておこうと思いました。ただ一人で考えても日々の生活やら休みボケやらなんだで限界があるので、またお久しぶりスタッフミーティングを開きます。皆は平日と土日の日中なら、どこが都合いいですか。