漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

今年の振り返り

■夜勤明けでない土曜日は久しぶりだ。訪問やスタッフ送迎していても楽だね。体調は大事です。

■朝、過疎の町に住んでいた叔父が孤独死していたと連絡が入った。検死が入って死因を確かめてから葬儀になるという。中学生の頃だったか、叔父の家でトラクターに乗せてもらい、動かし方を少し教わったけれど上手くできなかったのを思い出した。あの時はちょっとわくわくしたな。夏に叔父の家でスイカ食べながらだらだらした思い出もあった。まわりの田んぼでカエルを見たりしていた。

■今年は漂流教室と繋がっていた人でも逝去した方が何人がいる。よく言われることだが、その人のことを覚えている限りはその人は生き続けるとも言える。後志に行く途中の道やふとした建物の感じ、子供の泣き声、不登校について書かれたものなどなど、全く普通の風景や出来事をキーにして、今年亡くなった人との思い出が自分の中で何度も何度も浮かんでいる。その度に自分の中でその人は生き返る。こう思うと、人との繋がりなんてそんな大々的なイベントはいらないのだとわかる。

■そして、このように話を書いて読んでもらえれば、読んだ人の数だけその心の中に少し亡くなった方が生き続ける。

■ところで、都会の孤独死が話題になっているが、北海道だと実は地方の方が数が多いのではないだろうか。この辺り、統計はあるのだろうか。

■夜、姪っ子とゲームで遊んだ。