■5年前の3月11日も金曜日だった。漂着教室は今の場所ではなく、となりのアウ・クルにあった。利用者は3名だったか。昼ごはんをみんなでつくって食べ(カレーだったような気がする)、のんびりくつろいでいるときに地震が起きた。落ち着くよう子供らに声をかけながら、予想以上に長く続く揺れに、どう避難させようかと頭はフル回転していた。さいわい、ほどなく揺れはおさまり(余震はあったが)、物が壊れるようなこともなかった。大事をとって、子供らはいつもより早めに帰すことにした。
■このとき山田は道教委主催の不登校児童生徒支援連絡協議会に出席していたが、地震により中止となったらしい。これ以降、協議会の開催は12月になった。
■当時、中学一年生だった利用者は、先日、高校を卒業した。月日は確実に流れているが、地震と原発事故のツケは溜まったままだ。見ないフリで過ごすのはもう限界だと思うのだが。
■午前中にフリースクールネットの仕事であちこち梯子し、午後はかめの会主催、杉本さんの『ひきこもる心のケア』読書会へ。監修者の村澤さんも来られていた。
ひきこもる心のケア―ひきこもり経験者が聞く10のインタビュー (世界思想社)
- 作者: 村澤和多里,杉本賢治
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 2015/08/27
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る