漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

岩内訪問お疲れさま

■岩内へ。子ども健全育成支援事業で訪問してくれた小松さんは、この日が最終。お疲れさまでした。そして、ありがとう。後を引き継ぐ山崎さんと三人で訪問。

■昨年春からおよそ10か月、普段の漂流教室ではそれほどやらない学習支援をメインに訪問をしていた。子供たちにとっては「家庭教師」として扱われているのだった。しかし、普通の家庭教師とは違う「おやつを途中で食べる」「話をする時間がある」ということがとても新鮮だったようで、学校の友達に話したらびっくりされたと話してくれた。

■おやつを食べたり話をしている時間に子供たちと付き合っていくと、学習と日常/教える側教えられる側の垣根が低くなる。それは、いつもの生活の中に学習を習慣づけやすくなる効果があるのではないだろうか。この訪問先では、宿題をばんばん出したわけではないのに、家で学習する時間が増えていた。それに伴い、学校の成績も上がっていった。もしかすると、集中して勉強しない方が学習習慣のためにはいいのではないか。やれる時にだらだらやれるだけやるのが先決で、集中はその次に身に着けることなのかもしれない。

■岩内名物「たつかま」を買って帰宅。ふわふわもちもちのかまぼこだったよ。(火曜日)