漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

リトマス紙

■通信作成後、ここわらねっと主催の「子どもの貧困対策法大綱」について語り合う「北のチカラ!子どもの貧困対策、あたためますか?」という集会に出席。自分と一緒に岩内の学習支援に向かう小松さん、昨年「自立その前に」を作った増田くんと漂流教室から三人が顔を出してみた。見知った顔もいたり、ざっと漂流教室の説明をしたり。ただ、自分と小松さんはその後岩内に行かねばならず、早々に退出したのがもったいない。次に行われるイベントには、しっかり出よう。

■岩内では中学生に試験対策、小学生に理科を教えた。リトマス紙と酸性・アルカリ性水溶液の関係を一通り説明してから、「さて、水溶液が何性か調べるには、何を使ったらいい?」と小学生に尋ねたら、「んー、教科書」と即答。思わず全員で笑ってしまった。

■思うに、これが笑いになったのは、少人数でゆったりやっているからだ。もし、30人ほどのクラスで、授業の残り時間が少ない時にこの答が出てきたら、教師がイラッとした気分になるのも無理からぬことだろう。できることなら、環境調整で無くせるイライラは無くす方向で教育を作るのがいいとぼくは思うのだけど、それは効率や教師の精神力とのバーターということになっているのか。

■夜、岩内から帰って軽く焼肉。苫小牧情報など聞く。(火曜日)