漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

ブラックバイトの話

■さっぽろ<子育て・教育>市民フェスティバル2014に参加してきた。午前中は、TBS報道特集キャスター金平茂紀氏の講演。懐かしくも筑紫哲也時代のニュース23内の特集から、子供が番組にかけてきた困りごとや悩み、苦しんでいる状況の電話をVTRにまとめたものをネタに話をした。15年ほど前に放送された番組で、子供たちが教師や社会の現状に殺人への衝動を我慢しながら、仮面をかぶって生きているのだという印象を持たせるものだったと思う。会場からの声で「怖い内容ばかりでびっくりするので、そのあたりを考えて放送を作ってほしい」という声があった。さて、明るく楽しい音楽や映像にしたら、対応も変化していくのか。もしかしたら、変わるかも。メディアリテラシー

■午後は、学生ユニオンの報告で「ブラックバイト」についての分科会に出てみた。参加者に高校教師が多く、高校生のバイトだとさらに状況が悪いことも話題に上がった。学校がバイトを許可するのに、労働契約書提出を必須にするのはどうかという話も面白かった。自分も塾講師をバイトから正社員まで経験して、そんな中で感じたことを話してみた。思うに、ブラックバイトを成立させている下地の一つは、学校での集団活動(部活・生徒会・学級委員等)だろう。学校で、契約に基づいた見返りのある活動をやってみることはできないのかね。(火曜日)