漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

訪問とか講座とか

■日曜の朝はスーパーヒーロータイムから始まる。仮面ライダーを見てから、新たな訪問先へスタッフとの顔合わせに出かけた。雨がざんざん降っていて、琴似駅から歩いていたら靴がびしょびしょになった。顔合わせの時にはスタッフが子供にいろいろと話しかけていたが、話しかけることがなくなったらどう過ごすことになるだろうね、とスタッフと話しながら漂着教室へ。

■午後からLD・ADHD心理的疑似体験講座。小樽LD児親の会「ポテトの会」会長である松井さん夫妻に講師を依頼して、今回は漂流教室スタッフのみで受講した。LD・ADHDの特性を、教材を利用して疑似体験してその時の気持ちを味わうもので、視覚的に多くの処理をする困難さや文字を読むことの難しさを体験してみた。何が大事といって、この体験をもとに支援の在り方を考えることなので、今後スタッフに感想を聞いていきたい。この講座を開いてもらうのはこれで三回目だが、毎年やってもいいな。

■講座終了後、松井さん夫妻とフリースクールの状況について話す。北教組にプールされている主任手当の使途について、経済的困難を抱える子供らへの支援に使えないかという話も出てきた。奨学金というより、学習する権利を保障するための基金としてくれたらいいのにな。

■夕刻より、大学時代のバイト仲間と飲み会。高校教師をしているのが二人。道東の地方高校と道南の中高一貫校の教師。どちらとも学校での困りごとについて話を聞いて、道東の方については帯広の親の会と連絡を取れるように動くことにした。