漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

札幌自由が丘学園見学

■今日は、札幌のフリースクール、「札幌自由が丘学園」の高村さんにお願いして、丸一日、授業内容なんかを見学させていただきました。

■初めから一日の流れを説明していくと、かなり長くなるので省きます。(漂流と違う所をあげていってもきりないし。)フリースクールといえば漂流教室と思っていた私にとって、やっぱり、今日一日見学させてもらえて凄くよかった。というのが、当たり前ですが、正直な感想です。

■今回見学に行って一番心に残った言葉は、定年して、三年目になるボランティアスタッフさんの言葉でした。フリースクールについて、素直な感想を語ってくれました。

ここに来ている子って、なんで普通の学校に行かないのかなって、たまに思うよ。でも、ここは普通の学校と違って我々みたいな、沢山の人と関わったり、色々な体験が出来るよね。それが良いんだろうね。居やすいのかもしれないし、居場所にもなってるんだろうね。

それにしても、本当に受け皿(フリースクール)があって良かったよね。無かったらどうしてたんだろうね、この子たちは。

■午後に、面白い授業がありました。週に一度の「What's LIFE」という授業。たまに、生徒やボランティアスタッフが先生になって、授業をする事もあるそうです。今日は、自分の過去を振り返る、自己理解・自己覚知に近い授業でした。フリースクールに通う子の、学校に行かなくなった理由、フリースクールに行こうとしたきっかけ、自由が丘学園の第一印象なんかを、直接本人たちの口から聞けて、良い経験・勉強になりました。

■それにしても、「完全下校」「掃除当番」という言葉。久しぶりに聞いたよ。懐かしかった。学校っていいなあ。