漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

依存先

■こんばんは。スタッフの小松です。

■今日は、就職活動で東京に行ってきました。観光する間も無く日帰りだったので、全然東京に行った気がしません。せめてもの抵抗に新宿ルミネに寄って買ったクッキーは羽田空港売店に普通に売っていたし、気に入っていた折り畳み傘は強風でバッキリ折れるし、なんだかしょんぼりな1日でした。

■こうして就職活動をしている私にとって、先日の土曜日に漂流で行われた「しゃかいさんか」の講演会は、なかなか心に刺さるものがありました。最後の方に勝山さんがおっしゃった、「依存先を多く持て」ということがとても印象的でした。就職先だけに生きる糧を依存しているとそこを失った時にかなり生きづらくなる。機械がなんでもやってくれちゃう現代、雇用され、支払いのために労働するという形態自体が限界に来ているんだよって話でした。

■今私がしていることは、全面的な生活の依存先を探し求めていることに他なりません。就職以外の生きる術なんて無いような気がしてしまうのです。こういう認識は多くの大学生にとってかなり一般的なものなのではないでしょうか?

■就職すれば、色々あるでしょうがとりあえず数年は収入が保障され(ることになってい)ます。しかし、そこにいられなくなったり、ちょっとつまづいてしまった時に頼れる他の「依存先」を意識しながら就活しなくてはな、と思いました。

■そう考えるとこんな風に縁もゆかりも無い東京で就活することはあんまり賢明じゃない気もしてきます。人間関係、ほとんど一から作り直しになってしまう。なんだか将来がよく見えず、ちょっと不安になっています。