漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

韓国のとあるフリースクール

■こんにちは、スタッフの小松です。

■先日、韓国でフリースクールを運営している方とほんの少しだけお話する機会がありました。彼はエスペラントを話せる方だったので、同じくエスペランチストの友人に通訳してもらって会話していました。

■韓国のとあるフリースクールでは、まず子どもの好きなものを聞き出して、それを徹底的に支援するのが基本だとか。支援とは、具体的には活動資金。必要な資金をどんどん与えて、その好きなことを満足にするための道具を揃えたり、指導者や仲間を見つけたりを全部自分でやらせる。スタッフもそれを好きになるよう努め、一緒になってそれをやります。

■聞いていて見えてきたのは、かなり主体的な子どもたち。学校のカリキュラムから自分で抜け出して、自分でやりたい勉強を選択する、自由な子どもたち。それをどっしり構えてサポートする大人。

■そういうふうにできる子ども、大人たちはどれほどいるのでしょう。韓国にだって、そんな主体的に公教育から抜け出す子どもたちばかりじゃないのではないかな、と思いました。日本よりも激しい学歴社会の韓国で、決して主体的にではなく網の目からこぼれ落ちていった子どもたちはどこでどうしているのだろう、と気になりました。

■色々話したかったのですが、言葉の制約もあってそれ以上は聞き出せず、漂流教室のことも少ししか伝えられませんでした。エスペラント、勉強しなければ…。