漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

大丈夫は言わない

■もうずいぶん前になるけど、「大丈夫」が口ぐせになっているのに気づいて、仕事の影響かと面映ゆい気持ちになった。で、それから何年か経って、最近はこの言葉が気に入らない。だから使うのやめる。これからしばらく「大丈夫」とは言わない。ほかの言葉に置き換えます。

■たまにこういう実験をしてみる。高校のころ「がんばれ」が気になったので使用禁止にしてみた。そのまま20年くらい使わないで問題なかったので、今は解禁している。「いいです」も15年くらいやめてみたことがある。

■「××になっちゃった! どうしよう!」「大丈夫だよ」、または「忙しそうだから何か手伝いますか」「大丈夫だよ」という遣り取りが、なんか会話をぶった切ってるみたいで気になり出したのです。自分だけで処理します、ハイハイあんたあっち行っててね、みたいな。もちろんそんなつもりはないんだけど、ついでだから違う言い方にしてみようかと。いろいろ応用が利く言葉は楽チンで、だから選ばず使ってしまうことがある。「なんとかなるよ」でも「平気平気」でも「モーマンタイ」でもいいし、別に一語で返事しなきゃいけないわけでもないし。

■引っかかってた細々したことをここ数日の日誌で棚卸し。


■アーベルの会の管理人の日誌でお腹の弱い人の話が出ていた。俺も腹弱なのでよく分かるが、乗り物に乗っているときと授業中が一番トイレに困るのです。だから学校がツライ。大人になって平気になるのは、いつでもトイレに立てるからじゃないかな。トイレの自由がある。いつでも行けると思えば気持ちも楽だしね。

■新聞は学力テストのことで騒がしい。「少数のかけ算わり算の意味を理解していない」って、そりゃそうだろうと思うけど。自分で教えてみたら分かる。恐らく「そういうものだから」「計算さえできればいいから」って言うよ。意味を理解させるのは難しい。詰め込みだと特に。漂着教室はのどか。中学校は学校祭準備。学祭好きな俺はひとりワクワクして、結局子供らの邪魔をした。