漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

読みたいもの

■朝に走ろうと思ったが、二度寝してしまいダメだった。昼にオイル交換をしようと思ったが、タイヤ交換の車ばかりで待ち時間が3時間でダメだった。週末から来週はじめにかけてで、どっさり雪が降るらしい。交換しておかなければな。

余市の事業をやりつつ感じることでもあるのだが、色々な物事を考えるときにその解決策が都市生活を前提にしていることが多々ある。例えば、フリースクール公的支援を求める我々の活動もその一つだ。札幌市がどのような支援策をこれから提示してくるかは未知数だが、こちらから提示している認定フリースクール制度が成立するのは、生徒も教える側も一定の人数を確保しつづけることが可能な地域であることが暗黙の前提になっている。即ち、札幌だ。札幌市との交渉なのだからそれで良しではあるけれど、もし道がこの制度を追随したら、他の地域のフリースクールにとっては逆にハードルが高くなってしまうのではないか。そして、制度を作ってあるのだから後は各団体の努力次第となるだろう。

■ここまでの話は公的支援を求める活動にケチをつけようというのではない。大体、自分自身札幌市に意見してるのだから。そうではなく、我々の思考の暗黙の前提となっていることに気をつけようという話だ。生まれ育ち死んでいくというライフサイクルの中身や縛りが、都市と地方では違うのだ。経済格差・階層の話題は最近ちょこちょこ出ているが、都市と地方での差は余り語られていないと思う。この辺りを書いている書物があれば、是非読んでみたい。