漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

個別計画の1ページ目は

■ある相談支援事業所が、発達障害を持つ子の個別支援計画作成ガイドブックをつくることになったそうだ。札幌市からの委託事業。その検討委員に選ばれたので出かけていった。会議は全部で三回。今日がその一回目。

■メンバーはほかに相談支援事業所、就労移行施設、グループホーム、教員。はじめはランダムな組み合わせで意見交換し、その後、職種毎に分かれてグループワークをした。これが予想以上に面白かった。

■「支援で難しいところは」と訊かれて、相談支援事業所とグループホームで意見が異なる。「支援で気をつけているところは」との問いに、教育機関漂流教室はここ)と就労移行施設の答が違う。見事に職種毎に観点がバラバラなのだった。

■障害があろうがなかろうが、ライフステージによって直面する課題は変わる。だから意見が違って当たり前なのだが、もうひとつ、「支援者の抱える困難」が回答に反映されてるのじゃないか。そのせいで違いが出てると感じた。

■とすれば、「どこの誰が何の目的でどれくらいの期間関わるのか」が個別支援計画の1ページ目に明記されることが必要になる、のかな? そういうガイドブックになるやならずや。次の会議は11月。

■漂着教室の見学あり。ボランティアスタッフ希望者も来た。一方で、訪問終了の連絡もあり。今年度も後半に入っていろいろ動き出している。


■旧「アウ・クル」がきれいに飾り付けられて、何だか楽しそうなことになっていた。明日、震災避難者受入のイベントがあるらしい。なんだよー。楽しそうだなー。
詳細→http://shien-do.com/musubiba/home/2011/10/1015.html
漂流教室の装飾に使えそうなアイディアがあったので、いただくことにする。