漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

えっ

■昨日は余市ケースワーカーさん達と話しができ、大変よかった。今回の事業を広めることと来年度以降(不確定要素は多いが)の事業をどうするか。少しずつ共通理解を深めて、大きくしていきたい。

■相馬氏のクイズ、むーっと考えて出した答えで当たっていた。さて、みなさんはわっかるかなぁ。

■夜、スタッフを訪問先に送りながら月を見たら欠けていた。そう、今日は月食の日だったのだ。隣を見たら、テスト疲れですやすや寝ているので起こすのは止めたけれど、見たかったかな。

■札幌市が子どもの権利条例の制定を受けて、条例を実効性のあるものにするために、推進計画の素案を出している。フリースクールとメンタルフレンドについては、次のように書いている。

○ 子どもが安心して過ごすことができる学校・施設づくり
フリースクールなど民間施設との連携(p.26)
フリースクールなどの民間施設との情報交換や連携を進めるとともに、その支援のあり方を研究し、対策を進めます。
不登校児への支援(p.27)
不登校・引きこもりの子どもを対象に、同年代の子どもとの交流を通じて自主性や社会性を身につけるためのグループ指導や、家庭にひきこもりがちな子どもに対して、登録した学生を定期的に派遣し、遊びやふれあいを通して子どもの社会性や自主性の伸長を援助する、メンタルフレンド事業を実施する。
【メンタルフレンド登録者数】H21年度:12人→H26年度:現状維持

えっ。メンタルフレンドは五年かけて現状維持なの?そもそも児相で今までやってきたメンタルフレンドは不登校対応のものでないはずだし、それを不登校対策にしちゃっていいのか、という視点で考えることも必要だろう。それに、漂流教室不登校への対応としてやってきた結果、不登校以外の様々な難しさを持つ人に付き合うことになった。そこから考えると、目的を不登校対策と限定してしまうのは、将来的にすごく使えない制度が出来る恐れがある。

■この素案、ウェブ上からも意見を投稿できるので、皆さんも是非一読の上、意見を送ってみてほしい。フリースクール支援というのも、実際どうなるのか。皆さんの意見が行政を動かす原動力ですよ。