■オンラインゲームはつらい。なかなか経験値がたまらないくせに、死んだらごっそり減らされる。ドロップ率0.01%のアイテムを手に入れるため寸暇を惜しんでモンスターを叩き、ゲームの中でも外でも金に追われ…。レベルが上がった喜びもつかの間、次のレベルまで気の遠くなるような経験値を稼がねばならない。かえってつらいから止められないのじゃないか。あまりの大変さに、ゲームクリアではなく、続けること自体が目的となってしまうのじゃないか。
■それって苦行の仕組だよ。修行僧みたいだよね、という話をしてたら、あれはつまらないから続くんだ、と訪問先の子が言い出した。
■面白さは必ず褪せる。面白かったものが面白くなくなれば止めるきっかけになる。それが最初からつまらなければ、いつまでも事態は変わらない。止めるタイミングがつかめなくて、ずっとやってしまう。なるほど、その説は面白い。
■つまらないならすぐ止めたらいいと思うけど、つまらないのと退屈となら、きっと退屈の方がイヤなんだろうな。退屈も悪くないけどね。ひたすら退屈を積み重ねると、もうどうしようも我慢ならなくなる。行動の変化を呼ぶという点では「面白さ」と「退屈」は似てる。
■春なので帽子を買いました。こんなに鮮やかではないな。今日は一日雨。ほこりっぽいのが治まっていい塩梅です。