漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

答は26

■俺は人よりも顔の記憶が弱いようで、昨日会った人の顔もうもう忘れている。だからどこへ行っても昔の同級生を見かけたりしない。すれ違ってるかもしれないが、覚えてないから声はかけない。邪魔はないが、楽しくもない能力よ。


■昨日のフォーラムは司会でメモも取ってなかったので、全体の印象を書く。内容詳細は山田お願い。

■先ず、20代スタッフが期待以上の発表をしてくれて驚いた。「フリースクール不登校受け入れに限ったものではない」「子供の成長はフリースクールから離れたときに分かる」など、俺や山田が何年もかけて辿り着いたことをもう知っている。後生畏るべし。まだ考えが固い部分もあるが、それこそ年を経れば変わる。

■せっかく熱意あふれる話をしてくれたのに、来場者が50名ほどとやや少なかったのは残念だ。これは広報の責任。「フリースクール」を前面に出しても動員には結びつかないようだ。「不登校」をテーマにした方が反応がいい。しかし、いつまでもそれでいいのか、という疑問もある。今後の展開に一考を要する。

■20代のスタッフやボランティアスタッフが団体を超えて語っていたのはよった。初めてちゃんと話した、という声も多く、それだけで企画した甲斐がある。活動を続け意識を高めるのに、同世代の繋がりは欠かせない。これでフリースクール間の行き来が頻繁になると嬉しい。

■福祉の人たちと話をしてると、みな俺よりずっと若いのにしっかり仕事をしていて驚く。まあ俺がボンヤリしてるのが一番の原因だが、大卒スタッフを採用し育てる環境が福祉業界にはちゃんとある(給料は安いにしても)わけだ。今回発表した3人は比較的大きなフリースクールに属している。ほんの少しだけフリースクールでも人を育てる環境が出来てきた。本当にほんの少しだけど。これからどんどんそれを広げてくことが肝要で、そのためには制度を変えないと厳しい。だから道教委の次長が懇親会まで来てくれたのは嬉しかったな。


■クイズの答は「26」。九九の答に出てこない数字でした。