漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

十条沿い

■前回の衆院選から学んだことは、一党に多数の議席を渡すとロクなことにならん、ということだと思っていたが、まあ決まったものは仕方ない。大事なのはこれからさ。「マニフェストに踊らされた」なる意味不明の感想をラジオで聞く。

フリースクールを横断しての親の会がいよいよ動き出した。名称は「フリースクール等で子どもを育てる親の会」。先週末の漂流教室保護者懇談会にも来て話してもらった。会員になれるのは現在フリースクールを利用している子の保護者およびかつて利用していた子の保護者。他にサポーター会員の制度がある。11月20日(金)に第一回集会がある。

■「フリースクール等」には、フリースクール、フリースペース、ホームエデュケーションなどを含む。フリースクール等への公的支援を謳っているが、本質は学校以外で学び育つことを認め保障してくれ、ということだ。ポイントは“親”の会で、これは新教育基本法第十条が定めるところにきれいにはまる。

(家庭教育)
第十条  父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。
2  国及び地方公共団体は、家庭教育の自主性を尊重しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなければならない。

教育基本法をそのまま使い、保護者の責任を果たすために必要な施策だからよろしく、なんて要求は恐らくまだどこもやってない。というか、まだ当人たちも気づいてない。今度の会議で話そう。

■朝、雨のにおいがしたのだが、結局降らずに終わった。明日降るのかな。