漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

複雑賛歌

■晴れた分寒い朝。雲の覆いがないから、地表の熱がみんな宇宙空間に抜けていってしまう。朝はいつもAMラジオを聞きながら車を走らせているのだが、米米クラブやらリンドバーグやら、大学生の頃に聴いていたような曲がよくかかる。この時間帯は子供を学校に送りだした後の主婦が対象で、自分の年齢を変なところで実感する。あの頃家庭教師に行ってた子はもう30歳を超えてる計算になる。軽い驚き。

■訪問が全部休みになって、朝から晩まで「漂着教室」にいた。やってきた子は3人。思い思いに過ごしてるようで、他の子を意識してギクシャクしてるようで、それぞれ複雑なのだった。

■複雑なのは悪くない。それだけ人間の幅が広がったということだから。最初は戸惑うかもしれないが、じき慣れる。慣れたらもっと複雑な問いを投げかけてやろう。問いは俺にも投げかけられている。こうやって一日中いる日なんかはよく分かる。

■新規問い合わせweekだった今週。さて、訪問先がまた増えるな。