漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

笑う火曜日


■この時期の山って、まだ茶色い部分に赤や黄色の花が咲き、新芽の緑も入り混じって、なんというかこう、シャーレの中のカビみたい。

■送迎1件、訪問1件。訪問先の子は本当によく笑うようになった。明るきゃいいってものでもないし、笑ってたらいいというものでもないんだけど、なんとなく安心する。安心しすぎて、別の変化を見逃さないようにしないと。

■漂着教室は人が多かったり週明けだったりで、なんとなくみんなギクシャクした感じ。どうにかバランスとろうとしてるのはよく分かるのだが、一時撤退も覚えておいた方がいいよ。まあ、今日はうまくいかなくても明日があるし、明日が空振っても明後日があるけどね。

■ある利用者は漫才の動画に辺りをはばからず大笑い。「うるせえ」と何度も注意され、それでもめげず笑っている。まったく、笑ってたらいいってもんじゃないぜ。でも楽しそうだから仕方ないか。

■夜、ボランティアスタッフが来て訪問先のことをいろいろ話していく。よく見てるよね。学校で習ったことをこっそり試してるのも面白い。

■一昨日の日誌の続き。

大阪府橋下徹知事は17日、入学式や卒業式の国歌斉唱時に起立しない府立学校や公立小中学校の教員を免職する処分基準を定めた条例を9月の定例府議会に提案する考えを示した。(5/17 読売新聞)

そんなことした瞬間、「君が代」は脅しと支配と不信の象徴になるよ。国民を脅かす歌が国歌ってなんの冗談だ。「君が代」好きな人は怒るべきだと思うぜ。それとも元からそーいう歌なのか?

■脅しに手を貸すのも胸クソ悪い。遠い大阪のことではあるが、この条例が通ったら、俺は金輪際「君が代」は歌わない。これまでも歌ってないが、これからはもっとはっきり歌わない。脅されて歌う歌なんてまっぴらだ。