■漂着教室には三人。三人が三人、ばらばらの話しを大きな声でする。自分の話しを聞いてもらえるようにとなのか、はたまたテンションが上がってしまっているのか。訪問している時では見られない様子を見るのは楽しい。
■とはいえ、訪問と違って時間制限が無いのは、話しを聞いていく身には結構大変である。塾の講師をしていたときは、こっちの話しを聞かせる仕事だったし、生徒が話すことを誘導する身だったから複数相手でも楽だったのだなぁ、と思う。
■しかし、どのように育とうとしているのかを知ること無しに、教育的にも福祉的にも関わることはできない。それを知ることは、冒頭のような状態を制御することなく、子供同士のコミュニケーションに自らを浸すことから始まると思う。週一回漂着に来ていた子が二回に増やす、と言ってきたのは、こうして制限無しに話しをできる空間を作っているからだと思うことにしよう。
■送迎一件と訪問一件。日ハム、ピーンチ。