漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

そしてまた研修

■昨日の交流会は、9つのフリースクールから70名近くの子供が参加した。スタッフや、札幌エルムライオンズクラブの面々を加えると100名を超す大人数となった。野球教室も大盛況。遠巻きに見てるだけの子が多いのでは、と危惧していたが、日ハムコーチ陣は実に子供を乗せるのが上手かった。さすが何度もこういう企画を行っているだけのことはある。変化球の投げ方やバッティングのこつを教えてもらい、楽しそうにボールと戯れていた。

■コーチのアドバイスで見る見る上達していく様も面白かった。最初は、やっぱり体育やってないだけのことはあるな、と苦笑するくらいヘロヘロな投げ方をしてたのが、教えてもらううちぐんぐん急速が増し、一丁前のフォームへ変わっていく。年上の子が年下の子の面倒を見てる姿もなかなか新鮮だった。

■3年目を迎えた交流会だが、来年も継続することになりそうだ。札幌エルムライオンズクラブのご厚意に感謝する。

■そして今日は古山教育研究所の古山明男さんを迎えての、フリースクールネットのスタッフ研修。各スクールの活動や現状を共有し、「フリースクールとは」ということを改めて問い直す。その中から、フリースクールの果たしている社会的意義を確認し、公的な支援を求めるための根拠を探ろう、という趣旨で、古山さんの提言に思わぬ発見もあり実に有意義だった。山田の出たスコーレ・ユウの研究会とも絡むと思うので、そっちの報告が済み次第、内容をお伝えします。