漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

ライフゲーム

■今日も晴れ。ただし、今日までだとか。訪問午前一件、午後一件。その後、漂着教室。児童相談所・教育センターの方を交えて、ケース検討会議。昨日の静療院もそうだが、顔を見ることが多くなるのが大事だと思う。

■アウクル代表の東田さんにピザをおごってもらった。宅配されるのを待っている間に、スタッフの上森さんがメンタルフレンドをやってみたい一年生を連れて来たので説明の後、みんなで食す。太るって?そんなに食べてないよ。

■「ライフゲーム」というのをご存じの方はいらっしゃるだろうか。方眼紙を用意する。マスの一つ一つが生命だと思ってもらいたい。マスを埋めた状態を「生」何も無い状態を「死」と呼ぶ。まず、方眼の升目を好きなように好きな数だけ埋める。埋めたら、一つ一つの升目の生と死を三つのルールに従って確認する。三つのルールは、

1、「死」のマスの周囲に三つ「生」があったら、次の世代ではそこに新たな「生」が始まる(誕生)
2、「生」のマスの周囲に二つか三つの「生」があったら、次の世代でもそのマスは生き残る(維持)
3、1と2以外では、「生」のマスは次の世代に「死」となる(死亡)

というものだ。これを何度も繰り返し、その形の移り変わりを楽しむのだ。方眼紙を使ってやるのが面倒な向きはここからPCで動くソフトをダウンロードできるので試しされたい。

■やってみると、ただ形が変わるだけでなく、方眼の中を無限に移動する形があったり、その移動する形を無限に生み出す「親」のようなものが出来たり、一万何世代も続くものがあったりと万華鏡のように面白い動きを見せる。とても単純な組み合わせが単純なルールの元で複雑な展開を見せる。人生や世の中に通じる何かがある感じがするのだ。考えるヒントに試してみてほしい。