漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

芸術づいております

■昨日は訪問先の子と映画「パプリカ」を見に行き、今日は近代美術館へアイヌ文様の展覧会を見に行くという芸術付いた週末を送りました。「パプリカ」は筒井康隆ファンとして必見の映画です。キャラクターデザインが「千と千尋の神隠し」でもキャラデザをした人なのだけれど、あれより映画の出来はずっとよいと思います。「ああ、夢の中でこういう感覚あるよな」というシーンが目白押しで、見た後に早く布団に入って夢を見たくなる映画でした。アイヌ文様は、間近にじっくり見たのは初めてでしたが、いやあ、圧倒されました。手仕事であれほどのものをちくちくと作るとは。折り紙でアイヌ文様の作り方を知ることもできたので、漂着教室で作ってみようっと。

特別支援教育の支援者を三万人増員するとの記事、道新の一面にあり。教員ではなく介助をしたり授業を受ける手伝いをするそうだが、それならば各学校に一名程度ではどうにもならないことは分かり切っているだろうに。授業を受けることが難しい子のニーズに個別対応するためには、人員数もそうだが、授業の中でどのように他の生徒への教授法と組み合わせていくかということも考えないといけないだろう。これについては自分が訪問先から得る情報では、どうもはかばかしくない。どういう支援を行うのかというビジョンが無いままで、とりあえず人数を増やしておこうという形で特別支援教育が始まっているのではないか。

■ナナカマド、うちの周りじゃ全然なってないな。風で落ちたのかいな。