漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

単純に体力

■昨日今日と交通量が多い気がする。天気も良いし行楽に出かけるのか。それとも単純に月末でバタバタしてるだけかな。

■「漂着教室」の隣の部屋に、北海道全調理師会が越してきた。荷物を運び込んだり電話線を引いたり大わらわ。これで「アウ・クル」入居団体が全て揃ったことになる。

■昼過ぎ、たまにここにもコメントをくれる、なまけものくん来る。体力は大事だよね、という話をする。学校でもバイトでも、遊びに出かけるのでも、いざ何かを始めようと思ったとき、意欲の妨げになるのは案外体力のなさだったりする。心が云々なんてものではなく、単純に体力の問題で動けないということは、きっと思ったより多いだろう。身体を動かすことがメインのフリースクールもあっていい気がするな。いや、うちがやればいいのか。

不登校の子供に農作業をとか、自然体験をというプログラムは、上のことと似てるようで方向が違う。このようなプログラムは、身体を動かすことで意識が変わる/意識を変えることが目的だ。「体力が大事」は、何かしようと思ったときにスムーズに事を運ぶには下準備がいる、ということしか言ってない。こうしたらこうなる的な因果関係はない。だから「解決」にも向かわない。

■とりあえずグローブ買って、キャッチボールでもするかな。「注目あびるキャッチボール」とyahoo!ニュースにも出てたしな。

■山田は市教委主催の生徒指導研究協議会に出席。「関係機関との連携を図った不登校対策について」という議題で、ずいぶん思うところがあったらしい。明日の星槎セミナーでその成果が聞けるだろう。もっとも俺は行かないけど。市教委がフリースクールとの連携を進めようとしてるのはどうやら本気らしくて、来月中旬にある市内小中教員を集めての不登校会議に、フリースクールからの報告を盛り込むそうだ。向こうがその気なら、こっちだって負けられん。臨時でフリースクールネットの役員会を開かねばならないかもしれない。(7/28午後)

■訪問先へ向かう途中にトウキビ畑がある。先週はまだひょろひょろしてたトウキビが、見違えるくらい太くたくましくなっていた。ピンと張った濃緑の葉にここ数日の暑さを見る。この夏初めてキリギリスの声も聞いた。(7/28夜)