漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

明暗

■眩しいのが苦手なので、なかなか部屋の電気を点けない。今日も、雨で薄暗い事務所で作業していたら、訪問から戻ってきた山田に「暗い」と咎められた。そういう山田は、どんなに明るくても必ず蛍光灯を点ける。正直、俺には明るすぎるのだが、そこで消すと無限の点けたり消したり合戦になりそうで黙っている。山田がいなくなってから、そっと消す。だから、向こうが早番こっちが遅番だったりすると、真っ昼間に煌々と灯りがともり、夕闇と共に消えるということになる。

■電気代節約のため、「アウ・クル」のトイレは普段は灯りを落としている。使うときだけ点ける。俺は暗くっても平気なので、使う時も電気は点けない。サングラスのときもある。それでも不便はない。ただ、たまに、誰もいないと思って入ってきた人が驚くので、こっちはちょっと考え直そうかと思っている。

■車のライトは早目に点灯する。こっちが見えるか見えないかではなく、他の人からどう見えるかという問題だから。

■夕方から訪問2件。「例えば数学の計算を、今までのような数式ではなく、イメージのようなもので解けるようになったらどうなるだろうか」。こんな質問をされた。方程式なら、並びを見るだけで答が出るというようなことだ。さて、どうなるか。一体、数式で解くのとイメージで解くのと何が違うか。何も違わないではないか、というのが俺の考え。理解したかしてないかは、結局、問題を解くことでしか表せない。そして、誰も、自分以外の人がどんな方法で答を導いているかわからない。ひょっとしたら、イメージで解いてる人だっているかもしれないじゃないか。でも、そういうことを考えつくのが面白い。