漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

自給自足

■「おいでよどうぶつの森」の天気なら覚えているのに、今日の実際の天気を思い出すのが難しい。脳年齢が何歳くらいなのか、測ってみるか。

■訪問一件終了。4年とこ通い続けたところだ。終了といっても、漂着教室の方に顔を出してくれるとのことだし、更には大学に行くことになったらスタッフもやってくれるとのこと。今後ともよろしくですよ。自給自足体制ですな。

■妹から鉄子の旅 (1) (IKKI COMIX)を借りて読んだ。鉄道が好きでたまらないライターの企画する旅行に漫画家、編集者がつき合う漫画。この旅行がすごい。普通の人がイメージする旅行ではない。観光は一切なしで、とにかく列車に定刻通り乗ることと車窓の風景と駅を見ることに喜々とすべし、という旅行なのだ。ライターはいかに駅や車窓からの風景がすばらしいものであるかを、漫画家や編集者に一生懸命語るのだが、いつも自分が楽しいということを伝えることしかできないでいる。漫画に描かれているエピソードが全部真実だとしたら、このライターが精神科医にかかればアスペルガー症候群と診断されてもおかしくないだろうと思う。漫画家や編集者も、彼に仕事だからつき合っているが「やってられない」という感じが結構出てくる。しかし、そんな中で彼への理解が少しずつ深まっていく様は、自分の訪問に似た感触があってじんとくるところもあるのだ。