漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

休めばいいのに

中村好文

■中村好文という建築家の展覧会を見に行く。住宅設計と共に家具のデザインもしている。椅子机、箪笥にベッド、台所から風呂、暖炉まで何でもやる。そのどれもが簡素で頑丈、機能的な上にかっこいい。俺にはそういう才能がとんとないので、とてもうらやましい。もう、訪問先の子たちがみんな家具職人になればいいのに。そして、ひとり一点づつ俺の気に入る家具をプレゼントしてくれたらいいのに。

■責任やら義務やら、しかも具体的な事柄ではなく「何か始めるには責任がついて回る」とか「権利と義務はひとつがい」ほどのことを繰り返し唱える人を見ると、人生大変なんだろうなと可哀想になる。これらは一見正論に見えて、他人を攻撃する言葉だ。自分に合う仕事をしている、のんびり幸せにやっていると言う人もいるが、そんなにしょっちゅう誰かを攻撃しなくちゃならないなんて、どう考えたって不幸だ。不幸と思いたくないから責めるのか。もういっそ休めばいいのに、変な責任感かしら、休まない。最近とみにこのテの発言が増えた人がいて、自民憲法改正案も手伝い疲労感倍増。