漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

春雷

■昨日の夜もパラパラと雨が降っていたが、今日も、最後の訪問先を辞す頃には雨になっていた。家に着いて飯を食っていたら空がパッと光り、さほど間を置かず雷鳴が轟いた。春の雷である。

■バラバラに学んでいたものがある日突然結びついて驚いた、という体験もあるので、今のままの教科分けもあって欲しい気がする。関係ないと思っていたものが急に繋がるというのは、結構な喜びだよね。

■10代のうちは働きたくて、勉強したくなるのは30歳になってからだ、というのが俺のかねてからの持論だが、新高校生の子らもやっぱりアルバイトをしたいらしい。学校に行くだけでも疲れるのにその上バイトまでできるんだろうか、などいろいろ心配はあるようだが、そうやって一つ一つ自分と相談しながら決めればいい。一緒に情報誌を見てるうち、だんだん時間が逆行して、自分が探してるような気になってきた。学生時分、俺もこうやって毎週チェックしてたよ。しかし、時給上がってるよなー。最低賃金が上がってるから当たり前なんだけど。

■「漂流教室」でバイトとして雇えたら面白そうなんだけど、仕事と財源をどうするかだな。いや、仕事はどうにでもなるから、やっぱり財源か。収益事業を興すという手もあるが。札幌VOみたいに石鹸やケーキを作って売ってもいいわけだし。ポストカード製作は。それぞれが作って売れた分だけ歩合で還元。はてさて。

■『ラブロマ(4) (アフタヌーンKC)』が出ていたので買ってきた。読んで、そこでやめておけばいいものを、なんとなく安達哲さくらの唄』に手を伸ばしたのが大失敗。そこから山松ゆうきちに移行して、すっかり暗い気持ちになったのでもう寝ます。『ヒミズ』に手をかける前に気づいてよかった。(しかし、こういうマンガこそ訪問先の子らに読んで欲しいのだが。10代後半必読だよ)