漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

相馬顔、タクヤ顔

■第一回「漂流しない教室会議」。参加者は相馬、山田を含め8人。事務所候補地の場所と状況についておおまかな説明をした後、「誰が利用する場所にするか」「そこでどんなことが出来るか」について、ざっくばらんに意見を出し合う。

■昨日の勉強会でもスタッフ間で同じ話をした。その時はやはり「訪問先の子供たち」が「遊びにやって来れる場所」という方向で話が進み、間取りもなんとなく既存のフリースペース的なものでまとまったが、いろんな立場の人が集まった今日は、その辺りもっと深く掘り起こされ、大変刺激的だった。アイディアが出るわ出るわ。ひきこもっていた人の外出トレーニングの場所に出来ないか。場所がススキノの近くということもあり、いろんな仕事をしている大人を見る、または知り合う場所にしたい。そこから派生して、アルバイトや就業を斡旋出来るのではないか。子供の元へ訪問する仕事をしている人たち(家庭教師なども含む)のアドバイザー。月に一度、大人が集まって飲みながら話をする場所(なんて魅力的!)。事務所候補は廃校になった学校で、他にもいくつか市民団体が入居する可能性がある。一緒に空き教室を使うのでも、しっかり間仕切りをするのではなく、共有のスペースを広くとって、複数団体が交われるようにしてはどうか、という案も出た。

■いろんな案が出たが、どこでも関わってくる問題が常駐スタッフ。いかにスタッフを確保するか、というのがこちらの課題となる。次回の「漂流しない教室会議」は、2/20(日)の10時から、今日と同じ市民活動促進センターにて。今日の会議の内容と、事務所候補地の写真を叩き台に、さらに具体的なことがらを話し合う予定。今日以上の参加を望みます。ボランティアスタッフにももっと参加してもらおう。

■ボランティアスタッフといや、昨日の勉強会での、俺とスタッフA、B(敢えて名を秘す)の会話。
スA:「最初、相馬さんのことを山田さんなんだと思ってました」
スB:「あ、俺も」
スA:「相馬さんって、山田って顔なんですよ」
スB:「相馬さんの顔は、相馬って感じじゃないんですよねー」
相馬:「ふーん、そうなんだ」
スA:「でも、山田さんが相馬顔かっていうとそうじゃないんですよ」
相馬:「なんじゃそりゃ」
スB:「ところで相馬さんって下の名前なんでしたっけ」
相馬:「知らねえのかよ!」
スB:「えーとね、タクヤですか」
スA:「それはあり得ない! 明らかにタクヤではないよ!」
相馬:「あり得ないってなんだよ!」
スA:「とにかくタクヤではないよ。そういう顔じゃない」
ケイタなんで、タクヤじゃないんで別にいいんですが。でも「明らかにタクヤじゃない」なんて、軽い屈辱感。一体なんなんだこの人たちは。(まあ、しかし、名前を憶えていない、印象で勝手な名前をつける、という点では俺も他人のことは言えない)

■今日の新聞に、「フリースクールも学校として認可する云々」という記事が載っていた。詳しくは明日以降に譲るとして、場所を構えることで今後違う展開が訪れるかもしれない。あと2回の「漂流しない教室会議」に期待大。