■某県副知事の発言というとこれ(↓)ですか。
山本副知事「不登校児は不良品」15日の東海北陸PTA大会で発言 (福井新聞 11/1)
山本雅俊副知事が、十月十五日に福井市で開かれた「東海北陸ブロックPTA研究大会福井大会」の来賓あいさつで、「東海北陸の(児童)生徒数は百二十万人で、そのうちの一万四千人の不登校児は不良品だ」と発言し、大会後、県PTA連合会のホームページに、抗議の書き込みが殺到していることが一日、分かった。
山本氏は、西川一誠知事の招きにより、米化学大手デュポン社の日本法人社長などを経て、昨年八月に副知事に就任した。西川知事は一日までに、山本副知事に対して口頭で厳重注意した。
県高教組は一日、「児童・生徒の人権を無視し、企業論理を持ち込んで商品扱いしている」として、西川知事に抗議した。
県民サービス室によると、山本副知事はあいさつ後、再び壇上に戻り、発言が不適切だったことを認め「教育委員会が用意した原稿を読まず、自分の言葉で話した」と謝罪。ただ、一部の参加者にはマイクの声が十分に届かず「教育委員会の用意した原稿を読んだ」と誤解されたらしい。
大会には富山、石川、福井、岐阜、三重、愛知の六県のPTA関係者や学校関係者約二千人が出席していた。山本副知事は西川知事の代理であいさつした。
■まあねえ。ドラえもんだって不良品だったしねえ。「不良品の方が世の中では役に立つ」という話をしたかったのかもしれないし。ちなみにタイトルは、力石を殺してしまったため、矢吹丈が相手の顔面を殴れなくなってることを知ったときの丹下段平のセリフです。連載当時は「ジョーの野郎はかたわだ!」だったんだけど、いつの間にか直されてました。でも「欠かん品」の方がひどくないかな。
■閑話休題。とにかく部分的すぎて、突っ込みようがないというのが本音。 この発言の前後を知りたくていろんな新聞読んだんだけど、結局わからず終まいでした。ということで、勝手に挨拶の中身を想像するに、不良品ができるということは生産ラインに問題があるわけで、副知事はこの喩えによって、現行教育の欠陥を明らかにしたかったのではないか、とワタクシは考えます。
■それより気になるのは、学校に順応している子供たちが「ロボット」や「規格品」に喩えられることがままある、ということですね。そう言われるのって余り嬉しくないだろうと思うわけです。それこそ「不良品」並みに、と学校好きだった俺思う。