漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

のんきな兄さん

空手バカボン

■毎日ちょっとづつ雨が降って、その度ちょっとづつ葉が散っていく。プラタナスの枯れ葉舞う冬の道で、プラタナスの散る音に振り返る。これから俺の好きな冬木立ちの季節だよ。枯れ木! 枯れ木!

■世間では「文化の日」。通信作成に訪問2件と、漂流教室には祝日とは名ばかりのいつもと変わらぬ水曜日。でも、訪問先にお父さんがいたり、確かに世の中はお休みらしいのでした。山田代表はスタッフ志望の男性と面接。訪問が入っていてぎりぎり間に合わなかったが、顔を合わすことだけは出来た。男のスタッフは少ないので貴重な戦力。彼が帰った後、山田と互いの訪問先について相談する。他人のことだといいアドバイスができるのが不思議だ。ある訪問先について、「長く付き合っていくわけだから、1回1回に目先を奪われるんじゃなく、長期的に関係を作っていくのがいいんじゃないか」と諭され、ハッとする。そうなんだよな。これ、俺がよくボランティアスタッフに言ってることなのに。わかっているつもりで焦ってしまう。実に訪問支援とは余裕とバランスだと思いますよ。

■普段は夕方からの訪問先が今日だけ午前中へと変更になって、街灯の灯りだす頃に仕事が終わる。いつもより大分早くて、ほんのちょっとだけ休日気分を味わう。家にもらった泡盛があって、毎晩ちびちび飲んでいる。今日も飲むべく、帰りに砂肝を買って酒のアテを作る。ちびりちびりとグラスを傾けながら「空手バカボン」聴いてたら、何だか色んなことがどうでもよくなってきた。わはは、酩酊じゃ酩酊じゃ。教育がなんだ。まったくこんなことは早く辞めて、早く缶詰工場にでも就職したい。バカボ〜ン、空手バカボ〜ン、さような〜ら〜。