漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

旅はロバを・・・

ロバちょっとすねた

■市民活動促進センター(今後センターと略す)で通信を作っていたら、隣にいた山田代表が突然奇声をあげて外へ飛び出していった。何事かと思ったら、以前訪問していた先の子が外を前を通りかかったらしい。なにやら楽しそうに話し込んでいた。

■そういえば俺も昨日、やはり場所はセンターで、去年ボランティアスタッフをしてくれていた平松さんと再会した。ふと漂流通信を読みたくなって寄ったんだそうだ。嬉しいこと限りなし。編集者冥利に尽きる。他にも、むかしにスタッフをしていたフリースクールの子からメールが来たり、なにかと懐かしい顔に縁のあるここ2日。

■しばらくして山田も戻ってきて、さて通信作成再開だとパソコンに向かうと、後ろから「こんにちは」の声。振り向くと、これまた昨年までスタッフを務めてくれていた岡崎さんが立っていた。子供と関わる職に就きたく、その辺の話を聞きたいのだという。「でも、その前に他の仕事をして、いろんな経験を積むことも必要かと思うんです」と言うから、思わず山田と二人、とんでもないと否定してしまった。

■俺も山田も、フリースクールとは縁もゆかりもない仕事からこの世界へ移ってきたが、それはたまたまそうだったというだけで、必要のない遠回りをわざわざすることはない。なんだか経験偏重主義というか、何でも経験しておくことがプラスになる、みたいな変な風潮があるが、バカな話だ。経験に意味などない。旅はロバを馬にはしない。

■ただ、経験に後から意味を与えることは出来る。もう少し正確に言えば、「経験を無駄にしないための方法を後から考えることは出来る」。どこまでも「後から」「出来る」という話でしかない。結局、その後はここ数日の「正解」談義と同じような展開になってしまった。思考の幅が狭い。

■新聞にて8日の13時半から教育研究交流会とかなんとかいう催しがあるのを発見。早速電話して、二人分の参加を申し込む。もう少し詳しい情報を載せようと思って、写してくるのを忘れた。6日の道新朝刊に掲載だったので、ここを見てる方で道新をとられている方、よければコメント欄に書いて下さい。

■お休みの家庭があって、訪問は1件。昨夜は通信に載せる絵に悪戦苦闘して朝の4時頃まで起きていた。山田が起きた頃に寝たことになる。明日は少々長距離を走る。それに備えて今夜はもう寝るとしよう。