■埼玉県越谷市のフリースクール「りんごの木」から30周年の記念誌が送られてきた。
■A5横型で94ページフルカラー。きちんとデザインされていて、読みやすいし、見栄えもいい。20歳前後の元利用者を中心に作成したとのこと。
■一読して「いま」の本になっているとわかる。「いま」のりんごの木の様子。元利用者が「いま」語る当時の話。スタッフ座談会で一番しゃべっているのは4年前に入った新しいスタッフだ。保護者のページは、いま子供の不登校に悩む保護者へのハウツーとメッセージになっている。「不登校について考えよう」という特集的なページは、2020年度の不登校の現状をもとに話を進める。
■なにより驚いたのは30年記念誌なのに創設者である増田さんがほとんど現れないのだ。ああ、しっかり世代交代したんだなと思う。お見事。
■保護者のページなんかは、いろんな人に読んでほしいから、りんごの木にお願いして何冊か送ってもらおうかなー。