■フリースクール全国ネットワークが今年も「#学校ムリでもここあるよ」キャンペーンを実施している。個人的には賛同しないが、情報があって助かる人もいるだろう。止めるつもりはないけれど、それにしても足りないものがある。
■「子供のための居場所」がときに子供にとって危険な場所となることを、フリースクール全国ネットワークはよく知っているはずだ。そして、被害にあった子を助ける仕組みがほとんどないことも。キャンペーンで学校外の居場所を広めるのなら、一緒に居場所の安全対策を呼びかけねば片手落ちではないか。
■オープニングイベントでのクロストークのテーマは「『子どもたちの世界を生きやすくするために』おとなは何ができるのか」だった。子どもの居場所の安全対策マップが公開されて一週間経った。あくまで俺の観測範囲だけれど、フリースクール関係者からの反応が薄い。安全対策マップはどんな団体でもつかえるようにできている。「おとなは何ができるのか」というなら、「#学校ムリでもここあるよ」キャンペーンで紹介してもいいんじゃないか。
■フリースクール全国ネットワークもなにもしていないわけではない。フリースクールガイドラインを定め、人権相談窓口を開いた。だが、なぜそうしたかは記されていない。加盟団体が性加害事件を起こし、しかし、内部でそれをとがめる動きはなかった。その反省からできたと俺は理解している。さも以前から子供の安全を考えていたようなしつらえ。子供の居場所で問題など起こったことがないかのようなキャンペーン。見てくれはいいかもしれないが、子供のことを考えていると言えるだろうか。