漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

JDEC、NHK

■やれやれ。ひどい雪と風です。あちこち吹きだまりで歩くのも運転するのも大変だ。

■漂着教室のニューアイテム「森のピタゴラス」。こうやって看板にする…のではなく、小さな板とダボでビー玉の転がる道をつくる。こんな感じ。


www.youtube.com

■商品は代表の崎川さんが直接届けてくれた。なんでも一度、漂流教室を見に来たかったんだそうだ。崎川さんは放課後等デイサービスの運営もしている。でも、あんまり教育、療育の話はしなくて、もっぱら山や森について語った。ふたりともそんなに人が好きじゃないのだ。なのに対人の仕事をしている不思議。

■さて、今年もJDECが開催される。フリースクール全国ネットワーク(フリネット)のサイトに要綱が載っている。いまは誰でも見られるが、前はパスワード制で入れないようになっていた。チケットはPeatix経由で買うのだが、ここでもイベント検索しても出てこない時期があった。

■実はその前にSNS経由で一度、内容を見ている。つまり公開→関係者以外非公開→公開となった。それ自体はないわけじゃないが、非公開時期の前後で登壇者が微妙に変わっている。批判を回避したのかなとか、パスワード制だったのもあいまって余計な詮索をし、参加の気持ちがしぼむ。第9分科会「フリースクールで活用するセーフガーディング」なんかは興味あるんだけども。

www.nhk.or.jp

■明日、NHKスペシャルで「学校のありかた」を特集する。「『学びたいことを生徒自身が選ぶ授業スタイルは楽しそうだけれど、学力はちゃんと身につくの?』など、国内外のさまざまな取り組みをヒントに、日本が目指すべき“学校”の未来像を考えていく」なんて、初期のJDECで話していたような内容じゃん。それがNHKで放送するくらいになったのね。一方で、

特に重大な問題とされているのが、全国におよそ30万人いる不登校の小中学生のうち、じつに11万4000人が学校でも相談機関でも支援を受けられていない現状だ。すべての子どもに学びを保障するために、いま社会に何が必要なのか

やっぱりそこなのか。まあ、「学校のありかた」議論だからな。学びの保障からは逃れられない。でも、それは不登校を土台に話すもんじゃないと思うんですよ。