漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

氷菓>評価

■この夏一番の暑さかな。でも、空は思いっきり秋のうろこ雲で、なんだかちぐはぐな印象を受ける。

■今日、明日と北海道フリースクール等ネットワークのスタッフ研修会。今日はそれぞれの団体の近況報告のあと、最近、NPO業界ではなにかと話題の「評価」について議論した。

■教育機会確保法の基本指針では民間団体の相互評価を勧めている。だが、そう言われてもどこからどう手をつけたものかよくわからない。それで、全国のフリースクールネットではまず自己評価を研究することにした。今年の3月に報告書が出て、自己評価シート案も掲載されているが、さて、では誰になんの評価を求めるのか。

NPOの本義でいえば、一般市民の賛同を得るのが第一で、自己評価シートはそのためのひとつのツールに過ぎない。だが、行政の評価をもらおうということになると、自然、向こうが望む形に沿うようになる。それは本末転倒だろう。評価はどんどんされていい。そのための情報発信を惜しんではいけない。ズレちゃいけないのは「市民の賛同」の部分だ。そういう結論となった。

■では、フリースクールが市民の賛同を得るためいかにすべきか。さてもそこが難しい。思案投げ首しているうちに時間が来た。明日は教育機会確保法、それに行政との「連携」について。

■それにしても暑いのよ。今日に限っては評価より氷菓がほしい。そして、夜は漂流宴会 with 豊平川花火大会です。