■地下鉄駅に避難したキエフ市民の映像に自分を重ねる。慣れない場所と異様な雰囲気に一歳児は泣くだろう。あわてて口をおさえる自分が想像できる。戦争とは子供の口をふさぐ行為だ。
■各地で紛争が起こるたび戦争の不安が子供にのしかかる。心労から学校に行けなくなった子もいる。前にも書いたが、子供らは日々ニュースに接し、ひっそり胸を痛めている。今回のウクライナ侵攻に怯える子もいるだろう。大人の俺でもこわいのだから。
■せめて日々会う子供らには敬意をもって接したい。ただでさえコロナで我慢させられている子供の口をこれ以上ふさぎたくない。
■…と書いてしまうのはややためらう。これはこれで大人の口をふさいでしまわないか。子供に不安な思いはさせたくないが、大人だって胸の内を語りたいだろう。そういうときのための宴会なんだよな。なんかあつまりを持とうかな。