漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

ゼンリン

不登校について地図、見取り図段階図があるとありがたいのは、現在地がわからず未来予測が着かなくて身動きが取れない時だろう。だから、身動きが取れる未来図を見せてくれるものを期待する。これは動きが取れさえすれば良く、期待に満ち溢れる回復の未来図で無くても良いのだ。地図はわかりやすく行動を決めやすいほど受け止められやすい。即ち、不登校の先にはひきこもりがありそのままでは8050問題が起こるという未来図でも、それを基に学校復帰に向けて子供にこう接しようと身動きが取れるようになるものであれば、それをありがたく押し戴く人はたくさんいる。そうなった人に地図を手放せというのはとてもとても難しい。相馬が最後に書いている「通説になるのは困る」というのは、仕組みに乗って出来事を把握しようとするとこうやって足元を掬われることへの警鐘だな。

■また大雪になるというので覚悟を決めて、いつもの夜勤は車で行かず、上下スキーウェアに長靴帽子手袋で出かけた。結果的に正解であった。帰り道、雪道をラッセルしながら帰ったよ。(水曜日)