■俺は不登校新聞社の「遅刻・早退・ばっくれOK」という仕事スタイルが好きで応援してもいるので、この記事はちょいとばかり不満だった。
■まあ、いくら「遅刻・早退・ばっくれOK」といったところであくまで内部ルールだ。編集長ともなればそうもいくまい。むしろ、外部との折衝を通じて「どうもうまくいかない自分」を発見したのかもしれない。
■そんなとき、闇雲に自分を責めたり無闇にがんばるのではなく、自分の性質を知る。理解できれば余裕が生まれるし工夫もできる。なるほど、それはそれでいい。でも、それだけじゃもの足りない。
■困難さには個人と環境と両方の要因がある。ならば環境調整でも状況は変えられる。それが「遅刻・早退・ばっくれOK」だと思っていたのだが、違うのか。最後の症例一覧は削って不登校新聞の社内ルールを紹介してほしかった。偏見への目配りがあったり、細かく気を遣ったのがわかる記事だっただけになおさら思う。個人の努力や変化をプッシュする話は世の中にあふれてるんだからさ。
■もっとも、俺だって「遅刻・早退・ばっくれOK」と宣言できるかといえば怪しい。だからこそ広めていく価値があるんじゃないかな。