■ここ数日話題の「温度差」は俺のなかでは「気圧差」とあらわした方が近い。温度より圧力が違う感じ。でも、まあそれはどっちでもよくて、共通しているのは「高い方から低い方に流れる」ということです。なので俺は低い状態を保っている。そうすると向こうからこっちに話題が流れる。
■でも、低気圧な様子はうっかりすると不機嫌に映ることがあるので注意が必要。また、相手の気圧も低いと低さ比べのようになり、行き場のないどよんとした空気が漂う。そんなときはこちらから話題を振り、相手の気圧が上がるのを待ったりもする(そのままどよんと過ごすこともある)。反対にあんまり気圧の高い相手だと高低差がありすぎて一気に話題が流れ込み、一気に去って行く。こっちもやや気圧も上げて流れを穏やかにする工夫が要る。
■と、書いてみて、ずいぶん作為的な気がしてきた。別に余計なことをしなくても、その場にすべてを委ねて過ごせばいいんじゃないかという気もする。でも、多分もうそれは無理なのよ。なにもしないと、こっちからの一方的な話になる。気圧よりなにより年齢という大きな差がね。まあ、そのうちほかに誰かを見つけるのだ。