漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

夏が来たタイミング

■こんにちは。帯広の寺沢です。

■お盆明けのつい先日、クラムボンにやって来た子が、「一緒にトンボを逃がしたい」と言いました。「ほう。どこで逃がす?」と聞くと「そこでいい」と。クラムボンの駐車スペースですね。目の前に国道38号線が走っている。ロケーションとか、別に拘らないんだなあ。

■それで、彼が虫かごを開けますと、トンボは暫くノロノロしていたのですが、急にブブブブブッと飛び去って行きました。「あっ」と、二人声を揃え、青空に吸い込まれたトンボを、少しの間、目で追っていました。何だか夏だな。いいもんです。

■今年はあまり夏らしいことは出来なかったのですが、20数年ぶりに、お盆に墓参りに行きました。昨年祖父が亡くなったのが理由なのですが、お盆の、少ししっとりとした雰囲気が懐かしかったです。

■「トンボ返して」「えっ」。午後にはそんな、しょうもないやり取りをしていました。「逃がしてあげたんじゃないの?」「何か惜しくなった」気持ちはわかるけど。