漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

いまどこにいる

■公立高校の出願倍率が発表になって受験生が大騒ぎしている。大丈夫か受かるのか倍率が高いきっとダメだもうダメだどうしてこんなにねえ大丈夫。そんなこと言ってもなあ。ふだんの君らのこと何もしらないし、どれくらいの成績でこれまでのテストが何点で、そもそもどこを受けるのかからわからないんですけど、本人がわからないものを他人がわかるものか。知らぬわ。わわわ。

■心配なのはわかる。目指す場所の名前だけはわかっていて、でも方角も距離もわからない。そんなとき、あなたたちのうち何十人はたどり着けませんなんてアナウンスが入ったら、それは焦るでしょう。でも、そこですべきはアナウンスの審議ではない。自分のいる場所を知ることじゃないのかな。具体的にはランクと当日点。ランクはもうわかっている。あとは過去問を解いて、今の自分が何点取れて、それは合格ラインからどれだけ離れてて、そこを埋めるために何でどれだけ上増しするか。そういう作戦なら考えましょう。

■という気持ちと、いやあなんとかなりますよ、別に死ぬわけじゃないっすよ、それにどれだけ準備万端に整えて合格間違いなしだったとしたって、転んで骨折って入院したら受験できないわけですよ。そんな雑なシステムなんだから、それで自分の人生全部決まるみたいに思わなくったっていいじゃない。そんな気持ちもある。

■他人に選抜されるという経験は積んどいてもいいんじゃないと思う反面、あんな死にそうなくらい思いつめさせなくてもいいじゃんと思う。いや、これは同じことを言ってるだけか。

■それでも俺の中では僅差で「自分の位置を知る」が勝つかな。それがないと、この先もどこへどう進んでいいかわからない。合格するかどうかじゃなく、今の自分はどの程度なのかを知るよすがとして試験を受けるのはありだと思う。資格試験なんかじゃむしろ当たり前の考えじゃなかろうか。

■いかに自分の位置をつかむか。試験だけじゃない。いろんな方法があって、たとえば俺には座標軸にしている友人が何人かいる。たまにそいつと会って自分の今いる場所を推測する。自分さがしはどうでもいいけど、自分の位置さがしはしておくといいと思うよ。